歯周病治療

  • HOME
  • 歯周病治療

歯周病とは

歯周病とは

歯周病は、歯を支える組織である歯周組織(歯ぐき、歯槽骨、セメント質)に炎症が生じる疾患の総称です。歯周病は通常、歯垢(プラーク)と呼ばれる細菌や食物の残渣が歯と歯ぐきの境界に蓄積し、これが石灰化して歯石になることで引き起こされます。

当院の歯周病治療の特徴

歯周病学会認定医・専門医による歯周組織再生治療(歯周外科治療)

当院の歯周病治療の特徴

当院では歯周病学会認定医・専門医が在籍しています。そのため、一般的な歯や歯茎のクリーニングだけでなく、歯の周囲にあるポケットを除去することや、歯を⽀えている骨を再生する治療、歯を磨きやすいように歯肉や粘膜の形を変える、増殖した歯肉を切除するといった専門的な歯周病治療が提供可能です。このような歯周病治療はときに外科手術が必要となりますが、小手術にあたるものですので怖がる必要はありませんし、患者様によっては点滴からの静脈内鎮静法なども応用することで痛みや不安を感じずに治療を受けていただくことも可能です。
以前までは自由診療で行われていた歯周病再生治療も、近年は保険適応の新しい薬剤が開発され、当院でも応用が始まっています。費用面が⼼配で積極的な歯周病治療をためらっておられた方も是非⼀度ご相談ください。

2つの主要な形態

歯肉炎(しにくえん)

2つの主要な形態

歯ぐきに炎症が生じる初期の段階で、歯ぐきが腫れ、赤くなり、出血しやすくなります。通常、歯磨きや歯間ブラシの不足が原因となります。歯肉炎は早期に適切にケアされれば進行を防ぐことができます。

歯周炎(ししゅうえん)

2つの主要な形態

歯周炎は歯肉炎が進行し、歯槽骨まで炎症が及んだ状態です。歯ぐきが歯から離れ、歯槽骨が破壊されることがあります。歯周炎が進行すると、歯がぐらつきやすくなり、最終的には歯を失う可能性があります。歯周炎は慢性的な炎症が原因で、歯垢や歯石の蓄積、喫煙、遺伝的要因、免疫機能の低下などがリスク因子とされます

保険適応「リグロス」

歯周組織再⽣療法(平成28年11⽉より保険認可)

保険適応「リグロス」

歯周病が進行した状態での抜歯の必要性は、患部の歯とその歯を⽀える骨の状態によって決まります。歯を支える骨が根の先端まで完全に失われてしまった場合、多くは抜歯が必要になるでしょう。しかし、抜歯は患者さんにとって望ましくない選択です。そのため、可能であれば抜歯適応となる前に歯周再⽣療法を検討することが重要です。
以前は自費治療でしか利用できなかった高価な再生療法用の薬も、2016年11月からは「リグロス®」という国産のトラフェルミン薬剤が保険適用で使用できるようになりました。再生治療が適応となる状態(ケース)では、歯ぐきの付着が回復するとともに、失った歯槽骨も半分程度から最大9割程度回復することが期待できます。ただし、現状では再生治療の適応となるケースは限られており、一般的には中等度の歯周病までが対象となりますが、主に、ご自身の歯の歯槽骨がくさび状に溶けてしまった状態が再生治療の対象になります。また、患者さんの年齢や免疫力、御自身による歯磨きなどの努力により再生量は大きく左右されます。

保険適応「リグロス」

リグロスによる歯周組織の再生

リグロスは、歯周病で損傷した部分の治療に役立ちます。この薬は、歯の周りの組織を作る細胞の成長を助け、新しい血管の形成を促します。この作用により、細胞が増えて骨を作る細胞や歯を支える細胞に変わります。結果として、歯を支える骨、歯の根を覆う特殊な組織、そして歯を固定する組織が新しく作られ、歯周病によって失われた組織が再生されます。

治療の流れ

STEP01

初回検査と歯の健康チェック

最初に、レントゲン撮影を行い、歯周病の状態を詳しく確認します。問題がなければ、歯の適切な磨き方を学んでいただき、目に見える歯石を除去する作業に進みます。これが終われば、日常的なケアとしてのメインテナンスが始まります。

STEP02

歯周病進行時の詳細検査

歯周病が進行している場合、追加の詳細な検査が必要です。これにより、歯周組織の状態や損傷の程度を正確に把握し、適切な治療方針を確立します。

STEP03

治療計画のご説明

検査結果をもとに、歯科医師が患者様に詳細な説明を行います。治療の必要性や進行度について理解いただき、どの程度の治療を行うかをご検討いただきます。麻酔を使用して歯茎の下に隠れた歯石を取り除く必要がある場合や、状態によっては外科処置が必要な場合もあります。

STEP04

根本的な治療後のメインテナンス

根本的な治療が終わったら、その後も歯周病の再発を防ぐためにメインテナンスが重要です。日常の歯磨きや定期的な歯科検診、プロのクリーニングが含まれ、患者様の口腔健康を維持するためのサポートが行われます。

お問い合わせCONTACT

ご不明点などございましたら、
はやし総合歯科クリニックへご相談ください。

06-6976-8148

お問い合わせ